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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

太陽光発電の採算計算

昨日の続き) 
ここであらためて太陽光発電システムの採算に関しての見込みを概算をしておく。我家の場合は、10年の1/5の2年が過ぎたわけで、この2年間の採算ベースを5倍すると、10年後のイメージがわくだろう。すると、実支払と売電収入の比はこの2年間の累計売電金額は23%となる。このペースが続けば、単純に5倍で10年後には累積で115%となり、もとがとれるはずである。しかし、精査しないと微妙な場合もあるということが徐々にわかってきた。

仕様が6KWの太陽光発電システムを導入することをスタートとしよう。システムの購入額から補助金等を差引いて、さらに売電比率を加味した課税対象投資額が240万円だったと仮定する。単純化のために、そのシステムでは年間6000KWH発電し、それが全部売電可能とし、その時の10年間の1KWHの受給電力量料金率、すなわち買取保証金額40円だとする。

6000 (KWH)  x  40  (円/KWH)  = 240,000 円 年額で24万円回収できる見込みとなる。10年間ではそれを10倍して240万円見込めるはずで、その時点でペイするはずである。
しかし、そうはいかない。まず第1に税金がとられることである。売電が必要量以上で申告すべきものとなると、その適用になり得る。納税金を20%とられると仮定すると、売電額の80%が収入となる。一年当たりでは19.2万円に、10年では192万円が回収額となる。こうなると、10年目ではまだ回収できずに、差引の投資未回収金額の48 万円が残額として残るのである。
第2の問題は、政府からの買取が10年後も続くことを仮定していることである。単純に割り算をして、48 ÷  19.2  年で、2年強の13年目で回収と見込む。しかし、それは甘い。昨今の政府の動きから定額買取の補助はなくなることを想定して、11年めからは通常購入価格での額が(ここでは25円とする)売電価格となるとして計算しておくほうが安全だ。仮に設定した25円とて確定されている金額ではないが、エネルギーは中古品ではないのだから購入価格以下にはならないと信じたい。今後もほぼ同じ気候によるとした発電条件での売電収入は、 

6000 X 25  = 150,000円  となる。

年間で約15万円に下がる。同様に売電の税金を20%支払うとし、実質は年間12万円の正味収入となる。
続いて、第3の問題がある。先の10年目以降の前提は、太陽光発電システムが故障しないことを想定していた。形のあるものはいつの日にか壊れるのが自然界の宿命だ。システム全体は、10年のみが無料保証されている。したがって、その保証期間中に次の10年継続して使えるように点検をし、無償交換すべきものはしておくことが必要と言われる。点検費は有料で12万円くらいかかるようだ。一般の保険と同じ扱いで、その後の10年間を機能させるための必要経費だから、その価格までを積んでおく必要がある。

第2,3の問題を加味して計算し直すと、さらに、( 48 + 12 ) / 12 = 5 年
すなわち15年目でやっと回収できることになる。税法上の固定資産の太陽光発電システムの減価償却年も17年となっているし、実際はそんなものかもしれない。なお、今回の損益分岐点探しは、やや厳しい条件で見ている。実際は、自家消費分もあるし、税金が不要な人もいるだろう。だから、ここでの概算見積より有利な場合は多いはずである。でも他の人々は、そんなに先のことまで見通してやっていないのでは?と思う。環境に配慮した生活を送っているのだという自己満足だけなのかもしれない。
私の父親も母親もその頃の私の年で亡くなっていたから、私も資金回収できるまで生きていないかもしれない(笑)。結論的に言えることは、損益は一世代単独での資金回収に関しては微妙な場合もある。世代をまたげば、投資は少なくなるわけで、うまく引継がれればメリットはある。親から子への隠れたプレゼントとして、それで良しとするか。


*** 昨日の太陽光発電の状況:    晴天の日はこんな感じ。これでは、殆どが売電の投資として見られる。

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