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アクティブシニアのコンパクトなエコ生活

エコピープルでアドラーな Miketoyの85点人生のライフスタイル

センター試験雑感

昨日と今日はセンター試験である。私たち大学教師の多くは試験監督として駆り出される。通常よりかなり早い7時前に家を出て試験会場に向かう。8時半前から打合せで、6時半迄。帰りも夜8時半近くになるので、時間拘束はかなりになる。受験生からの後々のクレームがあることがあるし、新聞沙汰になると大問題になる。だからか、粗相のないようにと神経を張っているので、終わるとどっと疲れが出る(もちろん受験生はもっと大変だろうが)。

その間は忙しいかというと、それほどでもない。もちろん監督中はガイドと不正の見守りをしている。その時に四年前にあった「大学入試問題ネット投稿事件」を思い出す。椅子に座ったまま左手で持った携帯電話を股の間に挟んで、監督官から見えない状態で問題を打ち込んで投稿したというものだった。普通に監督業務していれば見破れるのではないかなとも思う。その調査途上で、その後の東日本大震災もあり、人々の関心は移って、議論の熟す前にうやむやに終わってしまった感がある。

話を戻して、試験問題だ。センター試験でいつも思うのだが、数学も英語も、理科も、地歴、古文漢文もできればそれに越したことはないが、最低限レベルを極端に言うならば不要でないかとすら思う。ただ、公民は日本社会のシステムを理解するためにも必要な知識と思うし、高校程度の「現代文」も日本に住み生活していく人にとって、とても重要なコミュニケーション力を図るものだと思う。試験監督の合間をぬって私も受験生と一緒に問題を読むのだが、今回の題材は佐々木敦氏の「未知との遭遇」と小池昌代氏の「石を愛でる人」だった。現代文の試験で、筆者の意図や暗喩の的確な理解は、他者との円滑なコミュニケーションに通じる。ただ、高校を既に卒業した人でも、この手の現代文をどの程度できるかは不明である。私自身も、じっくりと読まずに流して文章を読んでしまいがちだ。インターネットの普及の影響も大いにあると思うのだが、日本全体の国語力(現代文読解力)は、かなり低下しているのではないかと危惧している。 

それはさておき、監督者としては休憩時間や合間も暇なので、同僚と雑談をする。同年代の同僚と雑談をして楽しくもあり、新たな発見もある。センター試験は疲労困憊する、あまり楽しくない役務であるが、やるとなれば、その中になんらかの楽しみを見出しストレスを少なくしたい。

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photo by hokkey