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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

電電公社民営化から30年、国鉄も28年

この4月で、日本電信電話公社(NTT)の民営化から30年経った。その2年後には日本国有鉄道もJRとして民営化された。

私の父親はその国鉄に勤めていたから、無意識な多くの「刷り込み」は受けた。私鉄を蔑視していたような態度は見られたし、私鉄に乗ることや私立の学校に行くこと、民間企業は悪であるように意識づけられた気がする。一方、お上の言うことには忠実で、逆らってはいけないものと従順な姿勢で、時には怯えていたような覚えがある。

そんな父親は古い時刻表を時々家に持ち帰ってきた。当時に与えられた数少ない情報のひとつだった。そんな影響もあり時刻表を見て夢想することは好きだった。あまり情報の変わりばえしない料金体系や駅名など、宿からその料金や広告の隅から隅まで目を通し、覚えたものだ。

そんな環境に育った私だったから、父親には反発していたから国鉄は嫌だったものの、就職先に関しては世界をあまり知らなかったこともあり、教師、公務員か公企業だろうなと漠然と思っていた。当時、国有公社や企業は、民間企業に対して常に上から目線で、それは顧客に対しても同様だったと思う。同じような組織体質は、役所全般、国営放送、郵便局や専売公社や学校では当時は(今も?)とても根強かったろう。

さて、昨日は用事があり、久々に東京に出た。

f:id:Miketoy:20150330035544j:plain今年のダイヤ改正で、上野東京ラインが開通して2週間経ったが、私にとっては初乗りだ。我が最寄り駅から品川まで直通で行け、羽田空港に行く時を含めて便利になり、使い勝手は良くなった

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私の子供の頃は、輸送サービスが改善されるということは(何年も前の時刻表がそのまま使えたように)あまりなく、不便は不便のままの利用に耐えなくてはならなかった。国有鉄道には乗客にサービスを提供するという発想は全くなかったろうし、利用者は切符を「買わせて頂く」しか選択肢のない状況で、彼らはことさら努力をしなくて良く、踏ん反り返ってていれば良かった。

(今なら、クレームの対応を取ってくれると想像するが) 電車に乗りきれずに溢れることはしばしばあったし、乗れなければ仕方ないと諦めざるを得なかった。今考えると、ひどい話だ。最近は乗客をお客さんとして扱ってくれ、駅員の対応も非常に良くなった。

例えば、始発の電車の時間や列車遅延状況を問い合わせたとしても、かつては面倒臭そうに「駅まで見に来い!」 というような対応だったと思う。今は駅員は代わりに見に行ってくれるし、ハンディキャップを負った人に対する対応も気持ち良いくらいにこの間で劇的に変化したと思う。

 
さて「マーケット感覚を身につけよう」という本が18万部と売れているようだ(これに関しては後日、また書くと思う)。マーケット感覚を持つことが価値と認められている影響で、生活は確実に暮らしやすくなってきている。市場の声に耳を傾け、着々とサービス実現に向けて頑張ってきた人達に頭が下がる思いだ。良い時代に生きられて幸せであり、あの暗黒時代には決して戻りたくはない。