にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へ

アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

「マーケット感覚」の次は?

「マーケット感覚」は重要と話題になっている本がこれである。私も大学のゼミのテキストとしても使っているお薦めの本である。

 

マーケット感覚を身につけよう

マーケット感覚を身につけよう

 

 

 私がかつて会社員として勤めていた30年近く前のエンジニアの仕事から企画系に変わった時に、職場の上司から「お前はマーケティングセンスがない」と言われ、嫌な思いをした(笑)。今は、当時よりはあるつもりでいるが、そのニュアンスと似た考え方だと思っている。

この本での「マーケット感覚」の意味はこの本で理解してもらうこととして、私なりの言葉を変えた理解はこうである。私たちが基本的には需要と供給の支配する市場の中にいることを認識すること、そしてお客さんの視点を理解すること、そして自分自身が供給側にいるならば何ができるかを考え、実行することである。商売の世界に限らず、当然と考えられることだろう。しかし、(私自身と周りを振り返ってそうだったことから類推して)それができていない組織や人は結構見かける。だからこそ、(学生のうちから身につけられればさらに望ましいことだが) 職場においての教育で身につけることは重要なのだ。このマーケット感覚を補完す関係にあるとされる「考える力」の論理的思考においても同様だ。

ここでは、本に書かれていることを理解する力、学ぼうという態度のあることが前提だ。本人がその気になり、何とかしなくてはという段になれば、学びは早く進むだろう。また、表面的な頭だけで「理解して」いるだけでは「感じて」はいない。頭だけで感覚がないならば、マーケット感覚は身についてはいない。教育の現場にいてこんなことを言っては何だが、その前提が覆されることもあり、果たして教育訓練で「感じとる力」をどこまで養成可能かといつも悩んでいる。

私はもう一つ重要だと思っていて追加させてもらいたいことがある。
論理的思考のできる人、マーケット感覚の優れた人は、(職場にもよるだろうが)そこそこ存在するだろう。そうでない人も同じくらいいる。大多数はその中間だ。中間でいると、とびきりな待遇を受けることはないが、逆に真っ先に退職に追い込まれるということも、初期においては少ないだろう。その適当なところを見極め、自分自身をそこに落ち着かせることがバランス感覚で、前二者とは別次元の「感覚」だ。
 論理的思考、マーケット感覚、その次のネタは「バランス感覚を身につけよう」だと思う。社会人としてサバイバルして生きていく優先順位は、後ろから順番に高いはずだ。