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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

価格設定できる面白さ

ちきりん著の「マーケット感覚を育てよう」は若い人にはぜひ読んでもらいたい本のうちの一つである。

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

マーケット感覚の鍛える方法の一つに、「プライシング能力を身につける」とある。確かにそうだ。そのような経験なしに丸腰で市場に出ると、身ぐるみはがされる。市場の本質を理解した上で、価格設定の実践訓練を何度も積み、身につけることが肝要だ(身体化に相当しているだろう)。

私は会社員時代に商品やサービスには関わったが、その価格設定は本務ではなかった。本格的な価格設定の経験を持てたのは、自らの不動産の売買をした40代後半の時が初めてだろう (価格設定の経験のために不動産をする必要はなく、ネットでの本のオークション体験でも十分である)。
マンションや戸建家を賃貸で売りに出したときの価格設定は空白期間も短く、結果的にはうまくいった(資金回収は一部大幅損失を被ったが)。その後に、売却に出したときにもうまくいった。そういった経験を踏むと、価格設定は現実社会をコントロールできているような気になれて実に面白く感じる。

そして数日前の記事でも触れたオーナーチェンジ物件についても希望価格で不動産を入手できそうである。オーナーチェンジ物件は、ネットではネガティブな意見も見かけるが、入手を急いでいない条件の整う人に取っては有利に働く。私の場合は投資を目的としていない。現在の入居人の「賃貸借契約」が終わったら、私たちが住もうと思っている物件である。契約の自動更新はせず、今の入居人が退去したら、自分達がすぐに入り、リノベーションする予定だ。そうすることにより、空室管理のリスクは避けられるので有利と見込んだ。

 

今までの少ない事例でたまたまうまく行っただけかもしれず、また一般の人との違いは必ずあるはずで、リスクを十分に覚悟の上で処する必要がある。それを含めて一言でいうと、マーケット感覚になるのだが、ちきりんさんは、その感覚が著しく優れた人だ。

年とともに有利に働く点は「プライシング能力」経験の他にもある。「市場性の高い環境に身を置き」世の動きを熟知し、利害関係者の「インセンティブシステムを理解」し、「失敗と成功の関係を理解」しながら落とし所の構想を持って「市場に評価される方法を学び」臨めるようになる。経験量は、年齢に大きくプラスに影響していることだろう。

 
なお、ちきりんさんはマーケット感覚を育てられるとしているが、「感覚」にしろ、「アタマの使い方」にしろ、読者の本気度の温度差は大きいし、他の条件もありそうに私は思える。教育可能かは少し疑問を持っているのだが、こうすれば身につくという回答を生憎私も持ち合わせていない。本だけで身につくとするならば、日本はもっと良い方向に向かっているはずなのだが、理解することが第一歩なのは間違いないので、強く勧めたい。