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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

主張を通そうとすると衝突は不可避

新国立競技場のデザインは、隈研吾氏の計画が採用された。旧計画のザハ・ハディド氏は著名な建築デザイナーだが、類似性を調査するらしい。建築は私の専門分野ではないものの、建築には関心を持ってきたので、著名なオピニオンリーダーの名前くらいは知っている。そんな彼らもコンペで負け、選ばれるのはただ一人だ。

今回の選考で不採用になった伊東豊雄氏、こちらも日本の誇る著名な建築家である。(敗戦の弁は語られないことも多いが)野次馬としては関心がある。自分たちがなぜ選ばれなかったか、同じ完成工期を示したのに大きな評定の差がついたことに対して不満をもらしているらしい。
 
もう、覆ることはないだろうが、自らの主張を通そうとすると衝突は不可避である。ノーベル賞でも何でもそうだろうが、勝った人だけが脚光を浴びる。それ以外の人は、敗者となる。連続してあらゆる分野で勝ち続けるということはありえない。どんな人でも。
 私も数多くの後味の悪い負けを体験してきたが、主張を通そうとすることは、他者との違いを際立たせ、競合に勝たねばならない。敗戦のときの嫌な気分を味わいたくないとなると、人は競うことをやめて、争いから降りてばかりとなる。
今回の件は一見、数値化して客観的、合理的な結果のように見せてはいるが、実際はどなたかの「キーマンの直感」で、それをサポートする後付けの数値なのではないかと邪推する。今回も森元首相が、デザイン発表時に唐突に「B案が良いと思う」と発言した。数日後には、隈氏のA案になったわけで、今回はキーマンではなかったと考えられる(逆に言うと今まではその流儀でやってきたのだろう)。
関係者かすべて納得しているわけではないだろうが、時が経て完成形が見えてくれば、いずれ誰も言わなくなると思う。他者の最終意思決定に至る中で起こる微妙な匙加減を含むプロセスといえるだろう。