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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

「嫌われる勇気」に対する批判

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

今まで職業柄もあり多くの本を読んできたが、その中で最もお勧めする本を一冊となればどれか。それは上記の「嫌われる勇気」だ。内容はアドラー心理学流の「幸せに生きる」ための捉え方、考え方であり、とっつきは良くないが、とてもよくできた本だと思う。だから、ゼミや授業の中のちょっとした雑談の中では、その考え方を部分的に入れたりしていた。


私自身はアドラー心理学は40歳前に出会った。今年で学会は退会するものの、アドラー心理学会にもその出会い以来、ずっと加入していて、計25年くらいになる。この界隈は遥か以前より、他のクライアントセンタードアプローチやトランスパーソナル心理学、後にコーチングなど、いろいろと模索し試みたりしてきたが、決定打はなかった。

アドラーと出会った時に、「これだ!!」とひらめくものがあり、私には最も合うものと思い、それ以降は他の考え方を探していない。ただ、日常活動において実践する上で、数々出てくる疑問が解けずに頓挫していた。そんな次々といろいろと出てくる疑問を青年が投げかけ、哲人が応えるというスタイルの本である。実践できるようになるにはそれまでの人生の半分相当の期間を要するとも書いてある。私もその出会いからの人生の半分20年を足して、60歳くらいでやっと、ああそうだったのか!と、最近になって腑に落ちるようになったところである。
 

本来の専門分野ではないのだが、アドラー心理学を3年間、2年や3年のゼミで使用している。ゼミで精読してみると、一語一語の意味や展開がわかってくる(このテキストを使い始めて3年目なので、今では良く理解できる)。

しばしば言われることだが、教えることを通して、最大の学びがある。私の観察では、学生たちのほとんどがこの本の主張を支持してくれているように見えるのだが、彼等は平気でポコポコ休む。翌週に、先週のところを読んできた?というと、だいたいは曖昧な返事だ。読んでいないのは容易に想像がつくが、それでは群盲象をなでるでしかない。

累積販売部数130万部ものベストセラーなので他者のブログ等でも、感想等を時々見かける。部分的なつまみ食い的な評価では、わかったことにならないのだ。私自身もそうだったからだが、反論や新たに学ぶべきものがないとの間接的な批判は、今の私に言わせれば「読みが浅い」のだ。

完璧に理解するためには、完璧にわかっている指導者がいることが必要になるだろう。さもないと、ここはおかしいよねぇという理解できない人同士の傷のなめ合いで終わってしまう。だから、下記のような身近なところで、学習をする機会があれば、そうすることをお薦めしたい。

日本アドラー心理学会・地方会連絡掲示板|INDIVIDUAL PSYCHOLOGY

 

日本での古典本は、野田俊作氏の下記本だ。ボロボロになるまで読んだ。一度、ゼミで手作りレジュメにて使用したことがあるが、クセのある本なので、万人受けしないと思う。今では「嫌われる勇気」の他にも良い本も増えているが、以前はこれ以外に適当な本がなかったのだ。

アドラー心理学トーキングセミナー―性格はいつでも変えられる (マインドエージシリーズ 9)

続アドラー心理学 トーキングセミナー―勇気づけの家族コミュニケーション (マインドエージシリーズ)

嫌われる勇気の続編は下記である。青本を読んだ後にこの赤本をお勧めしたい。

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII