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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル ☀ Miketoyの85点人生のライフログ

最低生活でも資金不足

20年くらい前に、初めてライフプランセミナーというのに参加して、初めて老後の生活を意識した。それまで、年金や税金のことにあまりに無知であり、関心もなかった。その5年後、その続編の退職直前ライフプランセミナーというのにも参加したが、同じような内容だった。その後に転職して、10年後の3年前に、共済組合の同様なセミナーに参加したが、それも同様で生涯支出をモデル計算して考えようというものだった。私の手元の本は2003年版のそれなので古いデータであるが、大筋で変わりはないと思う。数値は小幅に異なっているとしても、老後の設計に参考になるもので、時折参照している。

そこでのセミナー講師は次のように強調していた。夫婦2人の基本生活費15万円は、国民として最低限度の潤いも余裕も全くないギリギリの生活だと。そこを基点として考える必要があり、全体像が下記の生涯支出のモデルで、この本の核をなす頁である。

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我家で毎月末に集計しているのは夫婦2人の12万円は月次の定常費、自己実現費の一部を含む基本生活費に相当するものだ。上記試算モデルの基本生活費と自己実現費を合計した 20万円と比べると、うまく管理できいるのではないかと想像していた。しかし、じっくりと検討すると、リタイアしたシニアならそのレベルでの生活を送っている人は多いかもしれない。

今は戸建てに住んでいるので必要のない住居費はマンション住まいとなれば、共用部分のマンション管理費がある。修繕積立金と併せ、さらに固定資産税も含めると、住居費でさらに2万円以上の追加が基本生活費としてのしかかってくる。

おまけに管理費はあくまで共用部分だけだ。自らの区分所有部分の雨漏りや玄関ドアの故障などのトラブルだったら生存にも関わるかもしれないのは戸建ても同様だ。借家なら貸主負担だろうから不要だろう。
熱中症対策などでエアコンなども最低限度の生活のためには不可欠、壊れたら以降は使わないというわけにもいかない。そんな家周りや家具、電気製品の修理・補修費も、古くなればトラブルは増加する。新規購入は考えず今あるものを騙し騙し使い続けるとして、月当たり1万円の予備費で修理保全代に充て、3万円増。そこまでを最低限度と考えれば、基本生活費は 15万円となり、上記試算モデルと同じになる。


重要なのは非消費支出である。私の場合の現実はさらに厳しいのではないかと思いはじめている。各自の環境にもよるのだが、上記の 2.5万円の社会保険費は甘いのではないか。私の場合は健康保険で3.4万円(退職後2年間の任意継続だと、さらに高い)、住民税で1.7万円が加わり、計5万円の非消費支出になる。基本生活費と非消費支出の2つで20万円となる。

年金の平均実態20万円の範囲で暮らそうとするなら、月5万円の自己実現費、すなわち、趣味や道楽の費用を削らねばならない。ギチギチの潤いのない生活ということになる。自己実現とは仰々しいが、そこがあれば、"人間らしく" 暮らせるらしい。

 

生涯支出モデルの前提とする試算条件により、必要額は大幅に異なるので、その前提を明らかにすることが重要だ。何といっても住処の占める割合の影響は大きい。ここでは、マンションを既に所有してい住まいを想定したが、程度の良い戸建ならゼロにすることも可能だし、借家住まいなら月額3万円程度に抑えないと厳しいかもしれない。この試算条件は恵まれている場合と言えるだろうし、厳しい現実にため息が出るが、決して暮らせない金額ではないだろう。
当たり前だが、足りる人には足りて、足りない人には足りないというのが結論だろう。一時支出については、また議論がありそうで長くなるので次回に述べることとして、こんな生涯支出モデルを参考に、またそれにあまり振り回されずに自分なりの生活設計することは重要だと思う。