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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル ☀ Miketoyの85点人生のライフログ

GからLへの時代

Trump

トランプ現象は行き過ぎたグローバリズムの反動なのだろう。経営コンサルタントの冨山和彦が「Gの時代」から「Lの時代」になったと主張している。類する二極化現象は他の論者*1も述べているが、グローバルとローカルと考えると確かに分かりやすい。氏の著作「なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略」の第1章を読んだ(サンプルの無料購読分)。それは私も仕事をしていた時に薄々ながら感じていたことだが、4日前の Newspick で氏の次のような話題になっている記事を見かけた。

Lの反乱
今回のトランプの勝利は、ブレクジットと同じ構造であり、L(ローカル)の世界の人たちの反乱だ。右とか左とかは関係ない。
今の世の中は、グローバルエコノミーの中で急上昇していく人たち(Gの住民)と、ローカル経済の中に閉じ込められている人たち(Lの住民)の間で分断されてしまっている。それが格差の実相だ。
実は、どんな国でもLのほうが圧倒的多数派だ。少なくとも8,9割ぐらいがLであり、アメリカでは9割くらいがLだろう。
そのLの人たちが「政治もメディアも、俺達のことを全然見ていないじゃないか」と反乱を起こしたというだけの話だ。
今回の投票結果を見ても、真っ赤になっている州は内陸部であり、青になっているのは、スタンフォードとUCバークレーのある西海岸と、ハーバード、MIT、ウォールストリートがある東海岸だ。ブレクジットのときも残留派はほとんどロンドンだったのと同じ話だ。
私のGとLの理論で説明すれば、トランプ勝利は驚きの結果ではない。

 

日常でも食品をはじめ、いろいろなものが輸入・輸出の影響を受け、グローバリズムは私たちの生活の中でも進行しているのだろう。それとは別に人々の意識として内にこもる、グローバリズムなんかはどうでも良い、今の自分の近辺だけ良ければそれで良いと、深く考えない態度もしばしば見受ける。TPP地球温暖化防止に関しても、共同体感覚に欠ける風潮を見かけることは以前より多くなってきている気がする。

トランプ氏はあれだけ差別的発言をしていたにも関わらず、今頃になって他者には差別は慎めと言うなど節操のない人だなとは思う。ただ、まだ将来はこれからなのだから、あまり悲観的にばかり考えないほうが良いのではないか。

彼は Lの代表ではないが、反Gの受け皿になっていただけで、中間層が 没落し、L層化したということだ。何せ5割以上の支持を受けているのだから、民意は尊重すべきである。決してGがなくなるわけではなく、今後もGの彼らが世の中を引っ張る構図に変わりはないはずだ。振り子のような揺り戻しは、今後大いにあり得ることと思う。

なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略 (PHP新書)

*1:例えば橘玲氏は、伽藍とバザールの二極化を主張