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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル ☀ Miketoyの85点人生のライフログ

生命保険には入らない

日本では保険の必要性が家庭に広く浸透している。業界推計では、日本の浸透率は8.4%と米国の3.0%を大きく上回っているとのことだ。私も生命保険加入を銀行から勧められている。

保険の目的は、リスクの保障(死亡時の遺族の生活保障と債務の解消、災害・病気の保障)と資産の増大(円滑な相続、資産運用、老後の生活資金確保)の2つだとされる。

そのうちで、気になる1つは「災害・病気の保障」だが、壊滅的な災害にあってまで自分だけ生きながらえたくはない。また、2年前まで3大疾病の掛捨て保険に加入していたが、病気の保障は健康保険だけで十分ということにする(他の生命保険には、一切加入していない)。不必要に長生きしたくない。

「老後の生活資金確保」も多少は気にはなるが、今後に年金減額されていくとしても、その年金の範囲で暮らすことにしているから、日本政府の年金システムの維持を信頼するとしよう。

資産の増大は意図していないが円滑な相続はこのところ少し気になってきたので、そこへの備えをどうしたものか考えている。

自分自身の老後の資金確保で一定額の現金は必要だし、加えて持ち家があるとその不動産評価額を加えたものが、規定の範囲を超えると相続税がかかる。次の本によると、相続税のポイントは、納税資金不足を補う、所有する株や不動産の評価が高い、遺産の配分を巡って争族の危険性があるの3つだとしている。安易に信頼して加入すると銀行の思う壺であるが、とりあえず保険に関する正確な知識をということで次なる本を読み終えた。

相続税をゼロにする生命保険活用術 (黄金律新書)

読後は、やはり保険に入らないとダメかなと思ったのだが、今一歩のところで考え直した。保険加入に都合の良い論理だけ書いてある。生命保険以外での方法活用は一頁くらいの記述で、さんざん貶してある(笑)。そもそもタイトルで立場が決まっているのだ。素直に読まずに、批判的に読むことが必要だ。保険は、キャッシュの溢れている人で、かつ子に少しでも多く残したい貪欲のための商品だ。それほどでない人は、この罠に陥らないようにしたい。やはり、企業やこの手の立場を持った人は、ずるい。性悪説で臨まないと、身ぐるみ剥がされてしまうので、注意して対処する必要がある。

 

元銀行員で、税理士の勉強もしていた兄に、本件を相談してみたが、財産はそんなにないだろうから心配に及ばず、大した額ではないはずだから相続税を払えば良いとのことだった。
私の対処法は次のようにすることとした。キャッシュは溢れてはいないし、子にはマイナスを背負わせないことは当然として、多くを残す必要はなく、できるだけ自分の代で使い切る前提である。放出しすぎると、今度は自らの老後の身が危うくなるので、適度なところが控除額範囲なのだろう。

とりあえず、生前贈与の年110万円枠を活用する。それは、自由に使って良い資産というのではなく相続税相当分として贈与すると明言して渡す(証拠書類は必要。私の場合はメール)。この数年そうしているので、第1の納税資金不足はクリアなはずだ。第2の不動産評価は「小規模宅地の特例」 により 80%の土地評価減となる。家なき子特例で、自分の住む家として使ってもらえば十分なはずだということで、不動産評価高過ぎもクリアだ。もう1つの選択肢は、「相続時精算課税」の適用。特別控除2500万円を控除した金額に20%の税率とのことだから、控除内なら移転費用は、手続きコストの他にはかからないはずだ。高齢者の保有する資産を次世代に円滑に移転させる贈与段階の課税で、相続時の精算を前提にした概算払いという性格の制度だ。第3の争族の回避に関しては、遺言をきちんと合意の上で作成し、公正証書まで用意すれば完全にクリアされるはず。ということで、生命保険加入以外の方法で相続には対処可能と見込んだので、生命保険は必要なしというのが現時点の私の結論である。

 

子供の頃に何が何だかわからずに最も嫌いだった分野の社会科での「社会」の分野。年初は信じられなかったことであるが、関連したこの種の社会保障の問題に最も強く関心を持つようになった。今一番の愛読書は下記の434ページの税金の本だ。儲かる話ではないのだが、必要以上に支払わない、損をしない生活防衛のためのヒント満載である。所得税や年金以外にも雇用保険相続税、贈与税など、他人事だった諸事がジワジワと身に降りかかるようになってきたためである。今更ながらのこの歳でだが、社会の仕組みが理解できつつあり、やっと大人になれた気がする(笑)。

私たちの税金〈平成28年度版〉