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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

無関係という対人関係

 アドラー心理学では、成長のためには人生のタスク(課題)に立ち向かい、解決していく必要があるという。その人生のタスクは、仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスクの3つであり、後者になればなるほど難易度は高いといえる。いずれも建設的になり得るものだ。ほぼそれに対応する対人関係が、ビジネス関係ではさらに顧客と会社同僚の2つの関係があり、後者には職場内での協力関係もある。どちらも、お金を媒介としたり、就業時間に限った限定的な関係である。友人関係は言うまでもなく全人的なもので、お金は必ずしも最大の関心事ではないはずで、9時から5時といった時間制約も外れるだろう。愛の関係は、親子と夫婦関係の2つの異なった状況があろう。そこでは同じ屋根の下で暮らすような、友人よりさらに深く、より近い距離で、運命共同体的な側面を持つ。関係性には、以上3つに加えて「無関係」という関係もあり、その計4つで全ての対人関係を言い尽くせるだろう。
仕事のタスクはどの関係においても要求される基本的なものだが、簡単かというとそうでもない。実際には、いずれの関係においても、全タスクのうちで仕事タスクの占める割合は圧倒的に多いはずだ。無関係ならば、互いに仕事タスクをする必要はない関係のはずだ。各人の実際的に占める時間割合からすると、仕事でも交友でも愛でもないタスクを抱えない時間がほとんどだろう。同じ空間の空気を吸っているという点では共同体ではあるのだが、たまたま通りすがった人のような関係で、中立な関係である。無関係の中には、それこそ周囲に毒ガスを撒き散らすような破壊的な関係もあるのには留意が必要だ。

無関係な人間関係では、仕事のタスクも、交友も愛のタスクもなく、ある意味では無責任でいられる気楽な関係だ。責任は負わない関係であるが、そういった関係をも大切にしたいものである。

この人生のタスクと関係性に関して図で表すと次のようなモデルとなるのではないかと思う。

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