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アドラーなスマートシニア活動記

嫌われる勇気と幸せになる勇気を持ちたいエコピープル 福祉住環境コーディネーター Miketoyの85点人生のライフログ

福祉住環境を考慮しなかったリフォーム失敗の反省

私達の日常生活を支える基盤となる住居は、老後の状況変化にもある程度は耐え得るつぶしの効く設計にしておかねばならない。その際に変えられないものは、敷地面積、周囲の自然環境といった外部環境である。その他のシガラミの存在を含めて何らかの制約条件下で暮らしている私達にとっては、老後の安心までも住宅に求めようとするならば、何かを捨て諦めなくてはならないはずだ。

3カ月前に、老後の夫婦2人生活をできるだけ長らえるように、いろいろと考慮してリフォームしたつもりだった。しかし、「福祉住環境」を勉強した今になって振り返り考え直すと知識不足で抜け穴が多かった。リフォームは下のような写真であり、今なら違った住デザインにするかなというところだが、3つの反省点がある。

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その1つは壁紙の選択である。壁紙のサンプル断片から想像した全体イメージはやや異なったのだが、目新しさはあるかなと思っていたが、誤りであったかもしれない。今なら無難な無地のプレーンなものにする。「認知症」の周辺症状の1つに幻視がある。認知症になると、シミなどを幻覚することがあるようだ。レビー小体型認知症に特徴的なようだが、それらが虫や人間に見えたりするそうで、幻視を促すカーテンや置物は避けるのが好ましいとの教えがある(そういわれると、認知症予備軍の私にはそうも見えてくる(笑))。
第2の誤りは玄関前のスペースである。業者さんから、玄関前右手前の16センチのスペースを空けるか直線にするか問われた。奥までストレートの方がすっきりして良いのではと思い、後者でお願いした。しかし、この右手裏側にあるドレッシングルームの収納スペースは、大きすぎで活用されていないのが実際である。「車いす」などのちょっとしたものの置き場として、玄関の腰掛けイス、そして玄関段差越え用の手すりのためのスペースとして開けておけば良かった、選択を間違ったと思っている。
そして第3の決定的な誤りは、この玄関通路幅である。幅のリフォーム前は標準的な3尺モジュール91センチ。柱と石膏ボード、建具の厚さと建具の蝶番をさし引いた有効幅員は70センチ幅と狭まる。以前にドアの建具があったのは取り外した。通常の一間スペース幅だったが、でこぼこの凹凸があるのは見苦しい、どうせ広くはないし、幅狭の車いすもあるとのことだから大勢に影響はなかろうと、見栄え優先で出っ張っていた箇所の幅に合わせたためである。

もしかしたら、本体幅53センチ、回転半径61センチのMIKIの6輪車の車いすで、写真の中央右の段差8センチを超え回転しながら突入できれば、このマンションでもっと長く暮らせるかもしれないとは思っているのだが・・。見栄えよりもスペース、もう数センチでも広げた通路を維持しておけばよかったと、これまた反省だ。

その他にも、冷蔵庫も洗濯機も60センチ幅で、ぎりぎり移動可能なのだが、手すりと両立できるかの干渉具合は不安、そして自走式の車いすで手を入れたり回転するスペースも必要で、この狭めた5センチというのはとても貴重な差だったかもしれないが、今となっては後の祭りであるので、自らの愚かさに反省しきりだが、この家と福祉用具を組み合わせて、できるだけ長く仲良くつきあっていく。