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アクティブシニアのコンパクトなエコ生活

ゼロウェイストを目指すエコピープルでアドラーな Miketoyの85点人生のライフスタイル

泣ける最期までの穏やかな好日

ある本を読んでいて、そこからの孫引き。詩人の天野忠氏の「私有地」に次のような記述があるようだ。

私有地―天野忠詩集 (1981年)

おじいさんとおばあさんが散歩している。

人通りのすくない公園裏の陽のあたるおだやかな景色の中を。

 

おじいさんとおばあさんがうなぎ丼を食べている。

おじいさんが少し残したので、おばあさんあ小声でたしなめている。

 

(中略)

 

おじいさんとおばあさんが夕暮れの景色を見ている。

「少し寒いようだね」とおじいさんが言う。

「ええ すこし」とおばあさんがうなづく。

 

おじいさんとおばあさんが一つ蒲団の中で死んでいる。

部屋をキチンと片づけて

葬式代を入れた封筒に「済みません」と書いて。

 

(好日)

 

胸にジーンと響き、目頭も熱くなった。生きていることはじんわりと心地よし、最期までこのような好日でありたいと思う。

Rilakkuma KOTATSU set 01