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アクティブシニアのコンパクトなエコ生活

エコピープルでアドラーな Miketoyの85点人生のライフスタイル

幸福な生活

幸福な生活 (祥伝社文庫)

小説は読まないわけではないが、たくさんは読まない。今回、百田尚樹の本を初めて読んだ。以前より、百田尚樹氏のテレビで映っているあの外見、声を聞いた第一印象は良くなかった。でも、表面的なものだけで全体や作品までを判断してしまうのは問題だし、根強いファンがいるのも知っている。その作品の一つ、「幸福な生活」という短編小説で、魅力的なタイトルである。タイトルから中身を想像するのは小説では特に難儀だが、一見、幸福な生活と見えるところにも落とし穴があるということだろうか。

長編小説は1日では読みきれないだろうから、中断した場合は記憶を蘇らせるための負担が増える。宮部みゆきの「告白」を読んだ時にそう感じた。登場人物の関係も入り組んでいて、もう根気がつづかないと。この本は短編小説集だから、隙間時間にすぐに読み切れる。この本の最後の一言のどんでん返しの世界は面白かった。百田氏の風貌からは想像もつかない(笑)。でもやはりそれだけ。読んだからといって豊かな気持ちになるかというと、そういう次元ではない。長い、短いに限らず、こういう面白さを残り時間で私は求めてはいないなと思った。実利や実生活に重点を置く身では彼方の世界のようにも思える。多分だが、今後に小説を読むことはないだろう。これが最後に読んだ小説となる。