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アクティブシニアのコンパクトなエコ生活

エコピープルでアドラーな Miketoyの85点人生のライフスタイル

アドラーを語るのは最後

#Quotes “The chief danger in life is that you may take too many precautions.”—Alfred Adler [1600x1067] [OC]

ブログタイトルで「アドラーなスマートシニア」などと1年半余り謳ってきたが、私は盲信的アドラー主義者ではない。誰でもが、アドラーはこう言ったと語ることができるので、miketoy という私もアドラー派であるものの、それとは直接には関係しないエコピープル、アクティブシニアの面も、IT パワーユーザーの別の側面もある。日本国内でのアドラー心理学の元祖は、野田俊作氏だ。私も氏の著作や講演などで教えを受けたし、ベストセラー「嫌われる勇気」の著書の岸見一郎氏の師匠もこの野田氏である。

 

私もそれなりに(時々だが)アドラー心理学の立場に関して発信してきたつもりだが、あえて異論の箇所を言うならば、現在に固執過ぎと思えるところだ。

例えば、計画なんかできない。明日の100円より、今日の10円と言っていた。今を生きろという趣旨だが、先を見通すことは将来に野垂死にしないためにも重要だというのが私の立場である。わざわざ反旗を翻すほどのことでもないし、あまりアドラーの本質的なところでもないから、矛盾はしないと思う。また、反省は無意味、とも言っている。これも同様に今に集中して生きなさいということでは賛成だ。但し、無意味とまで言うのは、言い過ぎだ。そのままの状態で放置しておくと、同じことは得てして発生するので、再発防止策をとることは重要だと私は思う。Here and Now はどうも刹那的な、今幸せならそれで良いと言う主張と誤解されやすい側面があると思う。

その他にも、目的論、なんだかなあという感はあるが、賛成もしないし反対もしないという感じだ。アドラーは徹底的に目的論で説明しようとしているということ。

とは言え、今の私は以前にあったような、これは違うだろう!感はない。本質的な箇所では違和感はなくスッキリと理解できているし、日々の実践も心がけているつもりだ。

また、信用と信頼の区別の問題もある。どちらをどのような意味で使うかこれは言葉の定義の問題だからおくとして、条件付き信頼と無条件の信頼の区別は重要で、愛のタスクと大いに関わる。運命を共にする人とならば無条件の愛を目指せという結論は変わらない。

私が最も素晴らしいと思うのは、アドラー心理学では「共同体感覚」という価値観が存在することだ(それに関しては賛否両論ある)。これにより、社会的にの諸問題が体系的に理解できるようになり一挙に説明可能になった(そして、処方も)。社会の全体像が繋がって見えてきたということだ。他の心理学は、極めて狭い心の領分だけの議論で、社会との関わりなどに真正面から対峙していないのが多数だろう。

下記のシリーズの本は、野田俊作氏のかつての名著のリバイバルになっているようだ。その取りかかりの本が下記である。目次を見る限り中身は従来本と同じようだけれど、原本はもう手に入らない。万人に受けるかは不明だが、私はとても良い本だと思っている。

性格は変えられる (アドラー心理学を語る1)

原本

アドラー心理学トーキングセミナー―性格はいつでも変えられる (マインドエージシリーズ 9)