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品ある紳士らしき丁寧な暮らし

エコピープルでアドラーな Miketoyの75点人生のライフログ

物理的距離は重要だ

a very ordinary day on the Dopaquel Peninsula, FRENCH ESCAPISM painting by scott richard

テレビ局の共同CMで、「距離は保って、でも心は寄せあって・・」とか綺麗事を言っている。ソーシャルディスタンスと騒がれていた言葉がフィジカルディスタンスと名称やニュアンスを変え、同様なことを言ったりしてもいる。

そんな2メートルもの離れた距離で、事前の十分な信頼もない間柄で心を寄せ合えるはずないではないかと私は思ってしまう。政府などのガイドとは逆行する主張のようだが、(感染予防に反対しているわけではないのだが)対人関係での物理的な距離の近さはとても重要だと思う。それなしには、人々の心は離れたままである気がする。

もう既に関係を保てた大人は、まだそれでも生きながらえることは可能だろう。問題は子ども達だ。新たに築こうとする人との間には事前の十分な信頼はない。大人の論理すぎ、果たしてそのような距離感を今後も持ち続けたまま、まともな社会人として、周囲と関係性を保ちながら育っていけるのだろうか。“人との関係を築くな” と解釈されもし得る人間観を持たれる危惧もあり、社会が機能しなくなるのではないかと(古い考え方かもしれないが)私は悲観的になってしまう。物理的距離を保ちながら「愛情」を育むことができるのか、今の対症療法的な新しい生活様式の提案では、別の弊害は今後はさらに大きく出てしまうのでは?と警鐘を鳴らしておきたい。

コロナ前の平成の時代の社会はいかに恵まれていた絶頂期だったかが、懐古主義ではないのだが今更ながら良くわかる。オンライン授業やオンライン飲み会もそうだし、在宅勤務、一つ飛ばしの座席でもそうだが、顔をマスクで隠し、(家族がいればそこだけで)閉じこもり、それ以外には疑心暗鬼で距離をおいて接する、それが「新しい生活様式」だというのなら、そんなコロナ後の世界で私はあまり長く暮らしたくないなあと思ってしまう。