クリーンでグリーンなリタイア生活

エコピープルでアドラーなリタイア人 Miketoyの75点人生のライフログ

統計学は最強の学問であるかないか

多くの大学教師は、批判的思考パターンをトレーニングされていて、その世界に慣れ親しんでいる。そのため、論理的に書きなさいと学生にもレポートや論文指導で強いることも多い。一方、論理的にとか科学的根拠を持ってというのは、現実問題では必要のない時がある。いくら論理的に正しくたって、人は動くとは限らない。感情をうまく利用して、煽動するのも重要なスキルのうちの一つだ。

とはいえ、今の社会問題は複雑であり、何かを説得力を持って科学的に言おうとすると統計的仮説検定をしなくてはならない。昨日と今日参加しているある学会の私の参加している研究発表では、統計的分析を加えて実証しようとするものが半数近くある。はっとするような仮説が立てられ、それが説得力を持って実証できればすばらしい。そのような統計の仮説検定でも面白い研究もあるのだが、理解不能でつまらないこともある。

私が学生だったときは、数学の微分積分でεδ方式でみっちり虐められ、統計学は確率分布ばかりで、それがどのような意味を持っていたのか今でも良く理解できない。今日では統計リテラシーが重要だとのことで、かつてとは重点が異なってきて好ましい傾向になっていると思う。今年初めから快進撃の販売を続けている「統計学が最強の学問である」という本は統計の思想にまで踏み込まれて書かれているその流れの一例だ。このところ柔軟な価格設定で攻勢をかけているKindle版では 今日Amazonで見たら60%オフで買えるようだ(中古本がないせいだろうか?)。

 

統計学が最強の学問である

統計学が最強の学問である

 

良い本なので、私も後期のある授業で、部分的に使用しようと思っているところだ。この本のタイトルに アンチテーゼ的なタイトルをつけた雪見さんのブログエントリーが下記。ちきりん二世を思わせる将来の期待できるとても頭の良さそうな人だ。二十代から三十代の女性ではないかという気がするが。

http://snowymoon.hateblo.jp/entry/2013/04/16/215336

私は身近にこの手の若者と出くわすことはあまりないのだが、世にはいるのだなと日本の未来に期待をもてた。二極分化はしているのだろうが、その分布を知りたいと思う。私が同世代の頃は、問題意識などについての分散はそれほどではなかったと思うが、今日の分布での裾野の広がりはとても大きいのではないかと想像する。これから社会をごく一部の少数の若者がどの程度支えていけるのか、興味があるとともに心配でもある。