学生等に連絡をとろうとすると、LINEだ。教師が学生にメールで連絡を送っても、なかなか見てもらえないらしい。確かにそうで、私も心当たりがある。彼らはメッセージで来るのを好むのだ。送った人に、そのメッセージが未着とはでないようだから届いたかはわからない。それで送ったつもりになっているのだろうが、メッセージを使わず、電子メールのみを使っている私には届かない。
学生に電子メールでないと、私には届かないのでそちらを使いなさいと初めのころに必ず言っているのだが、理解してくれないことがある。
不登校等だと、状況報告をするために、どうしてもご本人と連絡をつけないといけないことがある。しかたないので、こちらが根負けで相手にあわせることになる。若い先生が、学生にLINEで歩み寄るという話を身近でも数件聞いている。でも、これは変ではないか? 自分に合わせよというのは、強い立場の人が言うものだ。そのような状況では、教師は強い立場ではないのかもしれない。学生に近づくためには、返事をする強い立場の人は学生であり、返事を頂く弱い立場の教師はそれにあわせなくてはいけない。そんな時代なのかも知れない。このことに限らず、いつでもどこでも平伏す役ばかりで、不満な人生である(笑)。
若者がメインであるコミュニティにオジさんやオバさんが入ると、気を遣ったりで文化が乱れるだろうから好ましくないとか、大衆迎合主義のポピュリズムの弊害だとぶつくさ言いながら、私はあと1年なので、LINEの文化に合わせるつもりはないのだけれど。こういうのは、私が頑固だからなのかもしれない。