若い世代は和室は要らないと主張する人も多い。私は旧世代なのかもしれないが、できれば畳の上で寝たい。今までの旅や出張でも、ベッド生活はリラックスできなかった。万年床のようなベッドスタイルは広い室内空間があれば良いが、そうでもない場合も多いだろう。家でのそんな就寝空間において、布団を押入れにしまえば、布団のあった空間を昼間は有効利用できるではないか。そんな多目的利用の場として、和室は最適だ。特に夏は蝉の鳴き声を聞きながら畳でゴロンと昼寝できる場は日本的で好ましいと思う。但し、障子は要らないし、床の間も不要だが、ともかく一部屋だけ和室は欲しい。
琉球畳みは凛とした美しさがあり、気持ち良いなと憧れである。新規なら必ず導入すると思うが、経済的考慮で畳の表替えだけで留めるとしても雰囲気は一新する。和モダンなスッキリとしたシンプルな空間を演出できたら良いなと思い、住み替え先でもどうするかを考え中だ。
ミニマリスト志向でミニマルに対して極限を頂点まで追求するのとは私は少し違う好みの方向性があるような気が最近してきた。リラックスする場であるはずの家には遊び要素も必要で、そのバランスをとる必要がありそうだ。あまり研究しているわけではないが、シンプリストのほうが合っているのかもしれないと思い始めている。