基本生活費は、最低限度の費用と言われる。それを超える「豊かな生活」のために、月ごとではないものもあるが、年間単位で支払う一時費用もある。それがプラスαの娯楽費である。各自の嗜好によるが、一般的に大きく分けるならば、交際費、旅行、その他各自の趣味の3本柱だろう。これらはなくても生活してはいけるので、非常時はカットとならざるを得ない。使いすぎにはご用心ということだ。
その一つひとつの具体的な消費項目が妥当なものであるかは検証するに値するものだ。私の場合で今考えられる金額のかさむものは次のような項目である。ほぼ今の年金収入で見通しをつけたところで、全て今手持ちのモノの維持関連である。車やIT関連での新規の買い替えは含まずに、年間で合計100万円だ。
- 体力維持 20万円
- 旅行 20万円
- 車関連 20万円
- 交際費 10万円
- 国内移動旅費 10万円
- 趣味道楽費 10万円
- 予備費 10万円
健康寿命を伸ばすための体力維持のための月額かかるスポーツクラブ費用。
旅行は日常から、非日常への気分転換で、国内中心にはなるが年に数回はしたい。
車関係で、月極駐車場料金、自動車税、任意保険、車検など。
交際費は、親しい人との食事などの機会だ。冠婚葬祭費用も含める。
国内移動旅費は、何度か住み替え先と今の地との往復が必要になる。頻度も大きく関係するし、遠距離なので馬鹿にならない金額になる。
趣味道楽費は、ガーデニングやIT関連の新機種や周辺機器を追加購入する費用だ。
昨日の記事で述べた基本生活費144万円、税金保険の非消費支出で100万円、ゆとりある生活のために100万円、総計344万円の収入があれば持続的に安定した生活していけそうだということになる。月換算で28万円強、世の年金者の実支払いの平均どころだろう。もし資金不足するなら、まずはこの「ゆとり生活費」を見直し、削ることだ。
ただ、注意すべきはこれらで全ての支出を包括してはいない。数年に一度、住環境によって大きく変わるが、その住む家全体にかかる桁違いの費用もあるので、これは次回述べることにしよう。