先週末に図書館の近くに行く用事があり、数ヶ月ぶりに借りてきた本が次の5冊(他に塩野七生著、日本人へ)。比較的良かったのが「禅 シンプル生活のすすめ」の本だ。
著者は以前に「団塊スタイル」の番組のゲストとして出ていたので印象が残っていた。この分野では著名な方のようだが、アップル社のスティーブ・ジョブズも禅に大いに感化されてたというし、禅の思想の背景にはシンプルライフがあったのだねという感じ。
あと数冊は目を通したが、塩野七生本以外はお薦めするほどではない。やはり、著者が若かったりすると、本という余所行きの建前があるだろうし、老後の経験も十分でないからせいか、老後の様々な生き方に対する認識が薄っぺらでないかなと私は思う。ブログ村などでの現在進行形のブログ著者の方がずっと、地に足がついていて現実的な気がしないでもない。
もう年内に本を借り直すことも、残りの期間で他に読むこともないから、今年分で読んだ本として総括をしたい。2018年で最も良かった本は何かとなると、ベアジョンソンの「ゼロ・ウエイスト・ホーム」だ。3Rに洗脳されていた私にとって、5Rの追加分2つのR、“レフューズ” は衝撃的なキーワードであったし、“ロット” に啓発されてコンポストも始めたのだった。
さて、タイムスパンをより広げて今まで10年の間でベストな本となると「嫌われる勇気」になるだろう。次が「幸せになる勇気」かな。
この先10年で何か出てくるか?、今後どのようなものが出現してくるかわからないものの、これほどの本は恐らく出てこないだろう。では、過去を10年でなく、20年、あるいは30年の範囲、いや生涯でのベスト本となるとどうだろうか。「アドラー心理学トーキングセミナー」だろうか。やはり、私にとってアドラーとの出会いはとてつもなく大きな核となっている。