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クリーンでグリーンな主夫生活

エコピープルでアドラーな Miketoyの75点人生のライフログ

40年後の磯野家の人々

Sazae-san, iPod style

昔の番組の現代的リバイバル版をこのところ見る頻度が増えた。フジテレビ系で昨晩に放映された「磯野家の人々」〜20年後のサザエさん〜 もその一つ。豊かになった今の時代の視点から古典的作品を振り返るというのは私好みで期待していた。しかし、古臭い家のイメージも残り、また何を言いたいのか不明確、これでは今の時代ではウケないだろうと思った。ストーリー性も乏しく残念であった。

さて下記「超」リタイア術は、2003年に週刊新潮で連載された記事をもとに加筆した野口悠紀雄著の本である(氏は私の師匠である)。その中に磯野家の未来に関する「サザエさんの世界にみる高齢化」という節がある。18ページの年金制度を中心とした記述があり、この方が、はるかにサザエさんのその後に関してはリアルであろうと思った。

「超」リタイア術 (新潮文庫)

それによる結果だけ述べると次のようになる。

1990年代までは高齢化は進むが問題は生じない。

2000年、寂しくはなるが経済的には安定。健康であることが大前提

2010年、経済的に苦しくなる

2020年以降、どう対処してよいかわからない

2030年、事態は改善されない、マスオが幸いにも死去してくれる・・

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磯野家の皆さんが皆健康であるということは危うい条件であるが、それが満たされると仮定したPPK可能なモデルであったとしても、現実の日本の年金制度はこの通りの道を歩んでいるのではないか。とすると、先に触れたドラマの設定は甘すぎではないか。基点を1970年とするなら、その20年後(メッセージアプリを使っているのを除けば、タラオが就職活動をしている様子などから推定して)である1990年代の状況のように推察される。90年代なら野口氏の予測通り問題は生じていないのだが、40年後に近い2020年近い今日なら、介護問題は不可避で事態はもっと深刻で悲観的にならざるを得ないはず。

でもそんな展開にしたら明るいサザエさんのイメージにはあわないし、所詮は漫画だから高齢化問題には全く触れない方が好ましいのだろう。またクラい話にすると視聴率も稼がないであろうから(笑)。古い書籍ではあるが関心のある方は、図書館などで一読されることを薦めたい。