クリーンでグリーンなリタイア生活

エコピープルでアドラーなリタイア人 Miketoyの75点人生のライフログ

医療崩壊は怖い。真に役立つ研究を望む

Visita ao Hospital de Câncer de Barretos

今のコロナウイルス蔓延の状況下で、コロナ以外の一般的な風邪などの症状が出て医者にかからなければならなくなったら怖い。熱が出たりしたら感染者との濃厚接触がなかったとしても心配になろうというもので、私もヒヤヒヤしながら日々過ごしている。お医者さんのお世話にならないように、それが患者が溢れて医療崩壊に繋がることに繋がると気をつけたい。医療の現場からは離れた距離にいるせいもあろうが、つい最近まで病院のキャパシティや医療従事者の気持ちなど考えも及ばなかった。今はリアルに感じ、世の中は微妙なバランスで成り立っていることを痛感させられている。下手すると、長年かけて作り上げたその医療システムまでも容易に崩壊してしまうことも。

結果論だが、非常事態宣言を発するのは私も遅すぎたと思う。オリンピックの予定通り開催にこだわり過ぎた。政府も(私もだが)一時的な現象で、蔓延はそのうち治まるだろうと思っていた。

さてそのキーとなるのが、パンデミック現象を抑えるため接触機会を7割とか8割減が必要との研究。北大西浦教授は数理モデルと呼ばれる手法を用いて感染状況を推計する理論疫学の専門家で、このところ注目を浴びている(とは言え、政府に都合の良い研究、引用である可能性は大である)。

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このところ世での対人接触機会は著しく減少しているように見受けられるが、13日の主要駅のデータで40〜60%減のようだ。仮に7、8割減が可能だとしたら、削減分は本来的に必須のことではなかったとも言える。人の生死やどうしても引越さねばならないなど必須案件が、残りの2割程度だろう。その2割の必須なものだけで何とか運営が回るようにしなければならない。

日本疫学会の祖父江友孝理事長は「日本でも欧米のようなオーバーシュート(感染者の爆発的急増)のリスクは高まっている。地域の状況に応じて感染経路の追跡を続けることが重要で、保健所への支援強化が欠かせない」と訴えている。何年も前に『統計学は最強の学問である』を読んで「疫学の父」と呼ばれるジョン・スノウという外科医の功績が書かれていたが、当時は人ごとだったのであまり関心を持てなかったが、まさにこのことと思い出した。

統計学が最強の学問である

そういえば、今年の流行り言葉になるであろうクラスターもそうだ。この手のダイナミックモデルの分析は私もかつて数理モデルを作っていたこともあるし、クラスター分析というものに一時凝って、論文を書こうと思っていたときもある。だが、何だかなあという足が地についていない数字遊びの感じで、腑におちず説得力がないなと今も感じている。ともかく、すぐに効果のある治療薬の開発が早期に求められるが、大阪市大でのワクチン治験は7月に始まるという長期戦、今はそれらに期待し、政府の言うことを信じるしかない。

 

話を戻して8割削減問題。7、8割の自粛もいっていない今程度のレベルでも、コロナ疲れだとか騒いでいる人もいる。確かに、「これからが正念場!」と言われはじめて2か月以上続いているので、色褪せた狼少年のような響かないことばになってしまった。成果はすぐには出ず時間遅れがあり、やむを得ないのだが、数週間、数ヶ月の長期戦となると、私を含めて誰しも気が緩んでくる。ソーシャルディスタンスもそうだが、このくらいなら大丈夫だろうと、気を緩めた人が多くなったところで、感染は広まる可能性は高くなるというものだ。おまけに人々の我慢力は一般的には低下しているご時世だから、全国民が7、8割自粛を長く続けることは難しいのではないか。私はきっと近々爆発せざるを得ないだろうと悲観的になっている。